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◆ EPS と株価の関係2 ◆

EPS と 株価 の関係について。

 前のページでは、EPS が投資リターンを意味すること、EPS が上昇するに従い、長期的に株価が上昇することを説明しました。

 EPSは、確かに1株当たりの利益ですが、この利益全てが投資家に還元されるわけではありません。


 EPS の使い道は、大きく分けて二つあります。一つは事業拡大など、再投資のための資金として(これを内部留保といいます。)、一つは配当です。

EPS ・・・内部留保と配当金 この内訳ですが、一つの指標として、
内部留保:配当=7:3
といわれます。

 実際は、このEPS の使い道、すなわち内部留保と配当金の割合は企業によって様々です。比較的新しい企業で、事業規模の拡大に注力している場合には、早期に事業を拡大したいという思惑から、配当は払わずに、EPS を全額そのまま再投資すると言うケースもあります。一方、成熟企業の場合には、マーケットでの成長余地が小さく、内部留保を収益拡大のための再投資に使い切れないこともあります。その場合には、配当を手厚くしたり、自社株買いを積極的に行い、株価の維持に努めるというケースもあります。

さて、、、、さらっと書いてしまいましたが、株式投資で"複利"の恩恵を受けるためのキーポイントは、
"内部留保による再投資"です。もう一つのキーポイントは、ROE(株主資本利益率)です。

ROE(株主資本利益率)=純利益 / 自己資本

 これは、自己資本からどの程度の利益を出したかを表す指標です。前年度の純利益のうち、内部留保した額が、自己資本に追加されます。前年度と同じROEを保てた場合には、今年度の利益は、前年内部留保した自己資本の追加分の割合だけ増えることになります。

 つまり、企業活動から得た利益を事業に再投資すること、そして高いROEを保ち高い利益率を実現することで利益を大きく伸ばしていくことができるのです。

ROE20%、内部留保資金を再投資した場合の純利益の推移

  自己資本 純利益
(ROE20%と仮定)
内部留保
(投資資金に追加)
配当
(純利益の30%)
1年目 10000 2000 1400 600
2年目 11400 2280(280) 1596 684
3年目 12996 2600(600) 1820 780
4年目 14816 2963(963) 2074 889
5年目 16890 3378(1378) 2365 1013
6年目 19255 3851(1851) 2696 1155
7年目 21951 4390(2390) 3073 1317
8年目 25024 5004(3004) 3503 1501
9年目 28527 5705(3705) 3993 1711
10年目 32520 6504(4504) 4552 1951
  38675   13102

上記は、資金10000をROE20%で運営、更に純利益の70%を再投資した場合の純利益の推移です。括弧()内に記述した利益が再投資から得られた利益を表しています。

複利の効果
利子が利子を呼ぶ。長期になると利子の差がこれだけ大きくなります。

複利と株式投資1

複利の効果をどのように株式投資に生かせばよいかについて説明。

複利と株式投資2

株価とEPSの関連性について。

複利計算ツール

簡単にできる複利計算ツール。複利のすごさを体感しよう。

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